やっとかめ。オイディプス王の続き行きます。

若干名、ジャンプの藤崎竜の新漫画に2ちゃん語が
頻出してるのが気になる今日このごろ。

さて、オイディプス王を読んで一番違和感あった部分
というのは、オイディプスが、自分の出自を知ってからの
反応のことなんですが・・

普通、俺の感覚としては、たとえ母であろうと
現に愛しているわけだし、もう子供も残してしまったの
だから、「この件は内密にせよ。漏れれば殺す」と
脅しておいて、明日から普通の顔で暮らすような
気がするのです。

その点、劇中では、イオカステは 即自殺してしまうし
それを見てオイディプスは自分で目を潰すわ、
自己嫌悪の塊になって放浪の旅に出てしまうわで
あれよあれよと悲劇のクライマックスが演出される
わけですが・・・

必然性という点から見ても、「んん?」と思わざるを
得なかった。

しかしながら、この納得いかない点は、ひとえに
時代背景の違いだと思う。というのは、道徳の基準が
社会の持つ不文律や、理性によって作られた法ではなく、
「神」だったからだと思う。

道徳や法を相手にするだけなら、自分をそこから
切り離して、殻に閉じこもることが出来る。しかし
相手が神だと、そうはいかない。自分の運命をすべて
握っているような相手なのだから。その神が定めた
規律を破ったということで、すさまじい自虐に陥った
のではないかと思う。

えー、大した違和感でもなかったかもしれないですけども
オイディプス王の読後感想は終わりです(^_^;)

http://www.bauddha.net/

ちなみに、こんなサイトめっけました。有用!有用!

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