昨日、なぜだかマフィアに捕まって、眠るように死んでいく
薬を飲まされそうになった。

日ごろ、なんとなく死にたくなる(思春期じゃあるまいしね、
と思うんだけども)とき、自分が死ぬ状況をあれこれ想定したり
する。誰でも経験あることだとおもう。

「今目の前に、「あと3秒以内にこのボタン押さないと死にますよ」
つってボタンが降ってきても多分、押さないだろうなぁ」とか
なんの益にもならないことを夢想しては、救いのない気分を
少しでも中和させようとしている。

でも、夢の中の、夢特有のリアルさの中で、その薬の入った
マグカップを手にしたとき、「これ飲んだら死ぬのか」と思うと
凄く怖くなった。一口、口に入れたら、大きめの粉末が解け
きってないのか、ジャリジャリした。やっぱり飲み込めなくて、
その場で吐き出した。そこで目が覚めた。

なんだかんだ言って、そういう場面にさしかかったらやっぱり
俺は死ねないんだと思う。情けないというか、でもそれが
普通だろうか。まだ俺のなかに生きる理由が何か、無意識的に
でも、見つかっているのかなぁとか、少し前向きに考えてもみる。

 
生きるってなんて難しいんだ、と改めて思う。

まだ学生しか経験してない俺は、社会に出てからぶつかる壁に
果たして耐えられるんだろうか?

哲学を学んでひとつ得た考え方としては、アイデンティティ
というのは、必ず他人の承認を前提して成り立つものだという
こと。これがずっぽり抜け落ちると、どこまでも救いがない、
果てしないアイデンティティ・クライシスに陥ることが分かった。

実際、自分の生活を振り返ってそう思う。

こういう状態に陥ると、恋とか、自分なりの良さとか、
プラス思考とか、ポジティブな考え方がなんだかバカバカしく
思えてくる、凄く不安定な状態に陥る。
こういう状態に陥るのはしょっちゅうだ。

ニーチェのニヒリズムをちょっと思い出すけれど。俺はこの不安の
心理的打消しを、自分を攻撃することで果たそうとするものだから、
ほんとに自分の存在が希薄になっていく感覚に、よくなる。
今日の台風の風の中でそんなことを考えると。自分の中の空虚を
風が通り抜けていってるような気がした。

ウワ、なんか詩的だなぁ。でもほんとにそう思った。

思春期の子供ならこんな状態もおかしくないけど…いくつやねん、
自分、とさらに自己嫌悪の悪循環、、

はたから見ると、たいしたことないことで悩んでいるように
見えるか、もしくは、どう見ても俺が情けないから悪いんだろ
という理由だと思う。そう思うだけに、さらにこの状態は深刻な
様相を呈する。

「それでも、まぁ、がんばるしかないだろう」と思う。

俺なりの、共同体の中でのアイデンティティ確立法を、今からでも
模索していかないとなぁ。難しいなあ、生きるのって…

 
 
、、、、いかんなあ、こういうことは書かずに日記を続けよう
と最初に思ったはずなんだけど…ちょっとでも気楽になりたくて

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