ジャック・ラカン(1901〜1981)。
「エクリ」って言う書で有名な人ですね。この人は前にも
紹介したとおり、構造主義的な精神分析の理論を構築した
人。

まぁ、この「エクリ」も、一見意味わかんない文章で
書かれてるみたいなんですけどね。まぁ構造主義も哲学書の
例に漏れず、大体そうなのかもしれないですね。今まで
読んだ中では、プラトンとデカルトは比較的簡単だったけど…。

ストロースもフロイトの理論を参考にしていたけど、
ラカンももちろん参考にしている。

フロイトでは「エス/自我/超自我」という精神の構造が
示されたけど、ラカンでは意識は「現実界/想像界/象徴界」
の3つの領域で構造化されている必要があるとされた。
「〜界」って少しプラトンを思い出す。

特に有名になったのは、ラカンの鏡像段階の理論。
子どもは生後6ヶ月から1年の間に、鏡に映る自分の姿を
見ることで、自己の身体的な統一を確立するというのがこの
理論。

これは実際に鏡で見ることが重要なんではなくて、それまで
分裂した状態にあった自己の身体が統一性のあるもので
あることを、自己または他者の像によって認識することが
重要なのだという。

まぁ、幼児期の記憶なんて誰もないので、このあたりは
想像にまかせた感じですね。

はじめての哲学史からはこれくらいしか書いてないので、
現代思想はまた「現代思想の冒険者たち」というハードカバー
のシリーズ本があるので、そっちから念入りにまとめる時に
科学哲学、構造主義、ポスト構造主義て感じでまとめて
いきたいと思います。

ひょっとしたら、原著のほうが先になるかもしれませんが。

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