<その3からつづき>

次にグッドマン。

グッドマン、なんかロックマンのボスを連想するけども…

この人の説明はなんか難しい。

噛み砕くと、科学理論は、単に事実と一般法則の事実関係ではない。
人間がどういう概念を照らし合わせるかという問題も重要で、
いかなる概念をもってそれを説明するかという、概念的問題にも
かかわっている。このことを示すために、概念の「投射可能性」
に関する分析をしたとか。

詳しくは分からないです。

 
次はヘンペル。

このヘンペルの理論は、長いこと科学哲学で公認とされてきた理論
だとか。今はもう破綻気味らしい。

ヘンペルによれば、ある事象を説明するとは、その事象を
一般法則と個別的諸条件から論証することであると考えた。

少し意味は分かりづらい、結局、その事象が普遍的な一般法則
(すべてのAはBである)に従っているか、それとも統計的法則
(AがBである確率はxである)に従っているかで、前者なら
演繹的論証、後者なら帰納的論証とするということらしい。
個別的諸条件てこれに必要なの…?

前者を説明の「演繹-法則モデル(D-Nモデル)」といい、
後者を「帰納-統計モデル(I-Sモデル)」という。

なぜこれが破綻したのか?けっこういけてる気もする。

実は、ヘンペルの条件に従うのに物理法則と認められてる場合とか、
従わないのに認められてる場合があって、破綻気味なのだそうだ。

なので、まだ色々な異説が出てくる。

説明とは論証である、とするヘンペルの説に反対して、

説明とは世界の実在的因果気機構を明らかにすることだとする
因果論的アプローチ、

なぜ?という疑問に対する答えが説明であるとする語用論的
アプローチ、

認識の統一化をもたらすことが説明の目的であるとする統一化的
アプローチがあるという。

もう、何が何やら。異説乱立という感じですね。収集つくん
でしょうか。フッサールの危惧したとおりになってるぽい。

 
論理実証主義から来た科学哲学の流れは、とりあえずここで
終わり。科学哲学はまだ続きますが。

 
次は、相対性理論による時間空間論の変化をのべます。

ここでまたライヘンバッハが登場。

この人がまた何を言っていたのか。

実は物理理論には、事実についての言明と見えながら、実はただの
ある語の使用に関する便宜的な、定義的言明にすぎないものが
存在することを発見した。

例えば長さが合同だとか、同時刻に何があったとかは、
これは客観的事実ではなくて、人間が規約として作った
だけの尺度に合わせたもの、らしい。

うーん、微妙に分かりづらい。

ライヘンバッハは、時間空間の計算的性質の全体が、
時間空間の自体的性質ではなくて、理論の記述の仕方に
関わる規約的なものである、という主張を展開。

つまり、時間とか空間っていうのは、本来定量を比較
したり、計算できるもんじゃない、それは人間が便宜上
そう決めてるもんってだけ、ってことでしょうかね。
よくわかりませんけども。

この説はまたグリュンバウムらによって発展させられて
様々な議論を巻き起こす。最近ではさらに、量子力学の
観測問題をめぐる議論とならんで、現在の科学哲学で
最も活発に論じられているという。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索