ゲオルグ・ジンメル(1858〜1918)、なんだかジルソンと
間違えて呼んでしまうんですよね、この名前は…

彼はディルタイから大きな影響を受けている。

「はじめての哲学史」の短い扱いよりの紹介だけなので、
あんまり詳しい紹介はできません。

彼の思想のキモは、人間の「生」と、社会や歴史によって
作られてきた人間の「生の客観化されたあり方」には、
悲劇的ともいえる「ズレ」があるという洞察にある。

後者をジンメルは「生の形式」と呼び、その時代に生きる
人間一般がもつ「生」と、歴史や社会によってつくられて
きた「生の形式」との乖離が激しい時、新しい「生の形式」
が生まれなければならない、のであるそうだ。

これは単なる社会制度とも違いそうなニュアンス。
社会全体の不文律とか慣習なども関係するだろうか。

ジンメルは、個々人がこういった「生の形式」にあわせる
のではなくて、人間がおのれの実存を活かせる社会に
せねばならない、と考えた。

しかしこれだけだと、そのへんの飲み屋でも聞けそうな
一般論であります。詳しくは原著ですな。たぶん読まんけど…

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索