もう7月だ

2004年7月7日
気が付けば、もう7月…来年の今頃はもう内定ひとつくらい
もらっとかんといかん時期かもなあ。

今日は、HALの課題のカレンダーを完成さした。

あとだんだんクラスの皆が打ち解けてきているようで
いい傾向だ。

今日の夕飯はカレーですた。

<今日読んだ哲学本>
ヘーゲル「精神現象学」入門のつづき。
相変わらず、入門書なのによく理解できまへん。
読み進むペースに陰りが…もう少しで返さなきゃならないのに…
竹田青嗣さんの本だと、分かりやすくて面白いから一晩で読めたり
するんだけど。

なんでよく理解できないのか、と考えてみるけど、
単純に、使ってある言葉、それによる表現に、自分の感覚とかに
想起される出来事や感情と、合致するものが無いからなんだと
思う。「あ〜、あれのことね!」とか、「確かにこの状況なら、
俺もそう思うな」という感覚がないと、本当の意味で理解って
できないように思う。

例えば、次のような節。「精神現象学」よりの抜粋だけど、
長谷川宏氏は原著の翻訳もしてるので、きっと自分で訳したもの
だろうと思う。

> 掟を心にもつ意識は、自分を現実的なものとして意識していながら、
>同時に、まさしくこの本質、この現実が、疎外されてよそよそしいものに
>なっているから、絶対の現実性をもつはずの自己意識が、自分を
>非現実的だと意識せざるをえない。いいかえれば、二つの側面が
>たがいに矛盾しながらともども自己意識の本質をなすものとされ、
>かくて、自己意識は内面深く錯乱状態にあるのである。

> こうして、人類の幸福をめざす胸の高鳴りが、嵐のような狂気の
>うぬぼれへと転じ、破壊から身を守ろうとする意識の憤激へとすがたを
>変え、しかも、その憤激は、自分のうちにある倒錯を外界へ投影し、
>外界こそが倒錯していると見、そう発言もするような動きを示す。
>かくて、共同体秩序は、狂信的な司祭や貪欲な専制君主のもとで、
>かれらに頭をおさえつけられながら、その抑圧をさらに下へと
>移譲することで埋めあわせをする、司祭や君主の手先によって
>作りだされた秩序であって、心の掟と心の幸福をねじまげて人びとを
>欺瞞し、人びとをいいようもない窮乏におとしいれるものだ、と糾弾される。

ヘーゲルの書は特に難解と言われるらしいけど、確かに難解…と
思う。詩のようにも思えてしまう。少なくとも、俺には難しい。
よく意味がつかめない。
でも、どういう表現をしたとき何が言いたいのか、ということを
つかめるようになれば、平易な言葉で伝えれられるよりももっと
正確に哲学者の言いたいことを知れるのかもしれない。

もうちょっと読み込んでみれば、自分の感覚や経験に合致する
何かがつかめるかもしれない。そうすれば、理解はより深まる
ような気がする。

ヘーゲルが生きた時代背景などもよく理解するといいかもなあ。
まだ哲学初心者なんで、ゆっくりいくつもりではあるけど、
就活に多少役立たないかなと思ってるから、原著にちょっと
手を出しておきたい気分。

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